僧院の導師

ヴィンテージ環境のメンターガッシュストームについて

第45回ヴィンテージ環境のメンターガッシュストームについて

ご無沙汰しています。はま屋ヴィンテージの記事を担当しているオサです。

ヴィンテージ環境のデッキでよくみられるパターンとして、勝ち手段を2つ搭載しているタイプのデッキがあります。
代表的な例でいえばドルイドの誓い/Oath of Druids実物提示教育全知、ドルイドの誓い/Oath of Druidsとボンバーマンのコンボ、審判の日とストーム、そしてMUDと暗黒の深部のコンボ等がありますね。

複数の勝ち手段を持つことは、こちらの戦略の的を絞らせないこと、対戦相手のミスリードが期待できること、サイドボード後の対策カードの半減化や無効化等、様々な利点があります。

今回ご紹介するデッキは、僧院の導師とガッシュストームとジェイスコントロールを混ぜたようなデッキです。

僧院の導師

勝ち手段が多ければ多いほど利点は増えるのでしょうか、それともその分何らかのリスクも増えるのでしょうか。

はま屋ヴィンテージの記事、第45回はヴィンテージ環境のメンターガッシュストームについて取り上げます。
どうぞお時間の許す限りお付き合いください。

ヴィンテージ環境のメンターガッシュストームとは?

僧院の導師を勝ち手段としたデッキを一般的にメンターと呼称しますが、メンターといえばヴィンテージ環境でも強力なアーキタイプです。

参考僧院の導師コントロールについて

参考ヴリンの神童、ジェイス入り僧院の導師コントロールについて

また、Fastbond噴出を採用した、俗にいうGush-Bondというコンボを背景に、致死量分のストームを持つ苦悶の触手/Tendrils of Agonyを勝ち手段とするデッキであるガッシュストームもまたヴィンテージ環境では強力なアーキタイプです。

参考ガッシュストームについて

これら2つのアーキタイプに共通する点は、クリーチャーでない呪文を多く採用している点です。
今回のデッキはコントロールをベースに主にその2つのアーキタイプをフィーチャーしたデッキです。
まずは、サンプルとなるデッキレシピを見ていきましょう。

サンプルデッキ

メンターガッシュストーム
Main Deck(60 cards)
1 瞬唱の魔道士 [商品検索]
3 僧院の導師 [商品検索]
1 荒廃鋼の巨像 [商品検索]
1 思案 [商品検索]
1 渦まく知識 [商品検索]
1 Ancestral Recall [商品検索]
3 噴出 [商品検索]
1 時を越えた探索 [商品検索]
1 宝船の巡航 [商品検索]
1 Fastbond [商品検索]
1 苦悶の触手/Tendrils of Agony [商品検索]
1 ハーキルの召還術 [商品検索]
1 狼狽の嵐 [商品検索]
3 精神的つまづき [商品検索]
2 Mana Drain [商品検索]
4 意志の力 [商品検索]
1 修繕/Tinker [商品検索]
1 Time Walk [商品検索]
1 吸血の教示者/Vampiric Tutor [商品検索]
1 Demonic Tutor [商品検索]
1 ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will [商品検索]
1 通電式キー [商品検索]
1 Time Vault [商品検索]
1 師範の占い独楽 [商品検索]
2 精神を刻む者、ジェイス [商品検索]
1 Black Lotus [商品検索]
1 Mox Pearl [商品検索]
1 Mox Sapphire [商品検索]
1 Mox Jet [商品検索]
1 Mox Ruby [商品検索]
1 Mox Emerald [商品検索]
1 Sol Ring [商品検索]
1 Mana Crypt [商品検索]
1 トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy [商品検索]
1 Library of Alexandria [商品検索]
1 露天鉱床/Strip Mine [商品検索]
4 汚染された三角州 [商品検索]
2 溢れかえる岸辺 [商品検索]
3 Underground Sea [商品検索]
2 Tundra [商品検索]
1 Tropical Island [商品検索]
1 [商品検索]
Sideboad (15 cards)
1 突然の衰微 [商品検索]
1 毒の濁流 [商品検索]
1 至高の評決 [商品検索]
2 ハーキルの召還術 [商品検索]
1 精神壊しの罠 [商品検索]
1 狼狽の嵐 [商品検索]
2 封じ込める僧侶 [商品検索]
4 墓掘りの檻 [商品検索]
2 貪欲な罠 [商品検索]

僧院の導師、そして苦悶の触手/Tendrils of Agonyはもちろん、最近あまり見かけない荒廃鋼の巨像が採用されているようです。

この構築にどういったねらいがあるのか、次項から詳しく見ていきます。

メンターガッシュストームの勝ち手段

その1:僧院の導師

僧院の導師

噴出はストームと相性が良いのは間違いありませんが、僧院の導師もいわばストームのようなものですから噴出とも相性が良いですし、非常に強力です。

その2:苦悶の触手

苦悶の触手

Gush-Bondからでも、単純に呪文の積み重ねでもストームを稼いで、場合によっては瞬唱の魔道士やヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Willから再度プレイすることも念頭に置きましょう。

瞬唱の魔道士ヨーグモスの意志

その3:修繕+荒廃鋼の巨像

修繕荒廃鋼の巨像

ダク・フェイデンの登場により若干使いにくい雰囲気はありますが、まだまだ強力な勝ち手段として存在します。

その4:Time Vault+通電式キー

Time Vault通電式キー

無限ターンコンボですね。
これが成立すればあとはいずれかの勝ち手段で勝つだけです。

その5:精神を刻む者、ジェイス

精神を刻む者、ジェイス

当然ですがジェイス単体でも勝ち手段になります。
これ自体が大きなアドバンテージをもたらしてくますし、勝ち手段にもなります。

このように今回のデッキは主な勝ち手段が5つもあります。

以前紹介した闇の誓願ストーム(DPS)は勝ち手段が苦悶の触手/Tendrils of Agony1枚だけですから、それと比較すると非常に多彩ですね。

参考闇の誓願ストーム

メンターガッシュストームのサイドボード

突然の衰微

突然の衰微

僧院の導師やドルイドの誓い/Oath of DruidsアメジストのとげTime Vaultなど、汎用性に富む除去です。

毒の濁流

毒の濁流

クリーチャーデッキ相手にサイドインします。

至高の評決

至高の評決

クリーチャーデッキ相手にサイドインします。意志の力の代用コストに使える利点がありますが、色拘束が厳しいので、場合によっては神の怒りでも良いと思います。

ハーキルの召還術

ハーキルの召還術

毎度おなじみのアーティファクト対策ですね。ストームで勝とうとする場合は、自分を対象に唱えて、手札に戻したアーティファクトを再展開するとストームが貯まることも念頭に置きましょう。

精神壊しの罠

精神壊しの罠

主にストーム対策です。

狼狽の嵐

狼狽の嵐

ストーム対策その2です。

封じ込める僧侶

封じ込める僧侶

ドルイドの誓い/Oath of Druidsの起動、あるいは実物提示教育からのクリーチャーを封殺できます。また、ドレッジ相手にも効果的なクリーチャーです。

墓掘りの檻

墓掘りの檻

定番の墓地対策とドルイドの誓い/Oath of Druids対策です。

貪欲な罠

貪欲な罠

これも定番の墓地対策です。非常に使いやすいのでお勧めです。

メンターガッシュストームの強み

僧院の導師、苦悶の触手/Tendrils of Agony、修繕/Tinker荒廃鋼の巨像Time Vault通電式キーなど様々な勝ち手段を内蔵していますが、このデッキのベースはジェイスコントロールです。

しかし、今回のデッキは通常のコントロールデッキの様に、カウンターで身を守りつつ、耐えて勝ち手段のいずれかに繋げるだけではなく、カウンターのバックアップを背景に多彩な勝ち手段や、Ancestral Recallに代表されるパワースペルを連打して、相手に対処を迫ります。

Ancestral Recall

コントロールから突如コンボへゲームプランを移行することも可能ですし、その時々の状況において最適な勝ち手段のルートを選択できる点も魅力であり、この点が強みといえるでしょう。

また、コントロールベースの構築によりクリーチャーでない呪文が多数採用されている点でストームはもちろん、僧院の導師とも相性が良い点も見逃せません。

メンターガッシュストームの弱み

実際に使用すると分かりますが、このデッキの一番安定した勝ち手段は僧院の導師です。

僧院の導師は戦場に出てしまえば、あとは呪文のやり取りの中でトークンが増え、あるいは果敢してダメージを与えることで勝ちを目指すことが出来ます。

一方で今回のデッキの苦悶の触手/Tendrils of Agony、つまりストームは対戦相手の致死量分のストーム数を稼ぐだけの呪文を積み重ねることが、DPS(闇の誓願型ストーム)と比較すると当然難しくなっています。

これは、メインボードにカウンターが多く採用されていることが大きな原因と思われます。

場合によっては自分の唱えた呪文を自分でカウンターしてストーム数を稼ぐ方法もありますが、それを加味しても厳しい印象がありました。

また、修繕/Tinker荒廃鋼の巨像ですが、ダク・フェイデンは置いておくとしても、最近の僧院の導師のようなクリーチャーに対して、剣を鍬に等の除去が採用されており、昔よりも対処されやすくなっています。
このような点と多数の勝ち手段を採用しているために、どっちつかずの動きになりやすい点が弱みとなります。

加えて、4色な上に一般的な青系のコントロールデッキに採用されている定業が不採用のため、若干動きに不安な点があります。
定業自体はそこまで強力な呪文というわけではありませんが、この有無によってデッキのビルドアップの精度に違いが出てきます。

ヴィンテージといえど序盤からビッグアクションばかりする環境ではありませんから、定業をメインボードに3~4枚ほど採用すると良いかもしれません。

定業

まとめ

今回はメンターガッシュストームについて取り上げてきました。いかがでしたでしょうか。
勝ち手段が豊富で魅力的なデッキですが、そのゲームプランを自分で練らないといけない点で、ある程度の練度が求められるデッキでもありますね。
今回のサンプルは4色ですが、もう1色足してダク・フェイデン紅蓮破を加えて5色にするなど色々と構築を変えてみても楽しいと思います。

ぜひ一度色々デッキを組み替えて試してみて下さいね。

また、デッキを組む上で何か足りないカードがございましたら、はま屋各店舗及び、はま屋.NETでぜひ探してみて下さい。

それではまた次回、はま屋.NETのどこかでお会いしましょう。オサでした。

この記事を書いた人

小林(オサ)

北信地方の古参プレイヤー。本名で呼ばれることは少なく、長野勢からは”オサ”と呼ばれている。
大会よりFOILカードを集めることに執念を燃やしており、その圧倒的なFOIL資産と練習しない量は長野でもトップクラス。
ブログ「オサ日記

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