一日のやり直し

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーについて

第44回ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーについて

初めての方はどうも初めまして、そうでない方は今回もまたお会いしましたね。
はま屋ヴィンテージの記事を担当しているオサです。

MTGは季節関係なく出来る趣味ですが、会場の暑い寒いの関係で、ゲームをしているのか、我慢大会をしているのか分からなくなることが時々ありますよね。
夏場はタオルや冷却スプレーや飲み物、冬場は防寒具といったように体調を崩さないように大会に参戦したいものです。

雑談はこれくらいにして、今回も始めていきます。
こちらの記事の第25回で取り上げたブルー・ベルチャーというデッキを覚えておられるでしょうか。

参考ヴィンテージ環境のブルー・ベルチャーについて

マナアーティファクトを展開して、ゴブリンの放火砲を起動して勝利を目指すという、メインボードに土地が1枚しか採用されていない点が非常に特徴的なコンボデッキです。

ゴブリンの放火砲デッキ

今回はそのデッキに一日のやり直しが採用されたデッキについて取り上げます。

はま屋ヴィンテージの記事、第44回は一日のやり直しベルチャーについて取り上げます。
どうぞ最後までお付き合いください。

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーとは?

デッキの名前が一日のやり直しベルチャーですから、一日のやり直しを採用したベルチャーデッキということは分かります。

一日のやり直し

確かにベルチャーというデッキは、宵越しの金は持たないとばかりに激しく手札をオールインするデッキですから、その補助手段として一日のやり直しは有効そうです。

果たしてどのようなデッキなのか、まずはサンプルのレシピを見てみましょう。

サンプルデッキ

一日のやり直しベルチャー
Main Deck(60 cards)
4 猿人の指導霊 [商品検索]
1 Black Lotus [商品検索]
1 Mox Pearl [商品検索]
1 Mox Sapphire [商品検索]
1 Mox Jet [商品検索]
1 Mox Ruby [商品検索]
1 Mox Emerald [商品検索]
1 太陽の指輪 [商品検索]
2 金属モックス [商品検索]
4 オパールのモックス [商品検索]
1 ライオンの瞳のダイアモンド [商品検索]
1 魔力の櫃 [商品検索]
1 魔力の墓所 [商品検索]
4 概念泥棒 [商品検索]
1 否定の契約 [商品検索]
1 Ancestral Recall [商品検索]
1 渦まく知識 [商品検索]
4 ギタクシア派の調査 [商品検索]
1 思案 [商品検索]
1 通電式キー [商品検索]
1 Demonic Tutor [商品検索]
1 Time Vault [商品検索]
1 Time Walk [商品検索]
2 ダク・フェイデン [商品検索]
4 一日のやり直し [商品検索]
1 Timetwister [商品検索]
1 修繕 [商品検索]
1 Wheel of Fortune [商品検索]
1 意外な授かり物 [商品検索]
2 ゴブリンの放火砲 [商品検索]
4 予期の力線 [商品検索]
4 意志の力 [商品検索]
1 記憶の壺 [商品検索]
2 探検の地図 [商品検索]
1 トレイリアのアカデミー [商品検索]
Sideboad (15 cards)
2 Mishra’s Workshop [商品検索]
4 墓掘りの檻 [商品検索]
1 はらわた撃ち [商品検索]
3 精神的つまづき [商品検索]
3 防御の光網 [商品検索]
1 ハーキルの召還術 [商品検索]
1 求道者テゼレット [商品検索]

土地が1枚のみという時点で、もっといえばベルチャーというアーキタイプの時点で、既にオンリーワンといえるだけの特徴を持ったデッキです。

しかし、今回のサンプルは、それに加えて概念泥棒4枚、一日のやり直し4枚、予期の力線4枚という更に尖った構成ですから、私は最初にリストを見ただけでアウターゾーンに迷い込んだかのような気持ちになりました。

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーのメインボード

第25回ヴィンテージ環境のブルー・ベルチャーで取り上げたブルーベルチャーとリストが酷似しています。

ただ、その中で一際目を引く呪文が、一日のやり直し概念泥棒ですね。

一日のやり直し概念泥棒

概念泥棒が戦場にある状態で一日のやり直しをプレイすると、対戦相手は手札と墓地のカードをライブラリーに加えてシャッフルしますが、1枚(場合によっては0枚)しかカードが引けません。

それに対してこちらは一日のやり直しの効果でターンが終了するものの手札が一時的に13~14枚になります。

そして予期の力線が出ていると、相手のターンに一日のやり直しをプレイすることが出来ますから、そうなるともうメチャクチャです。

この組み合わせは強すぎな上に大味ですが、それぞれ単独でも十分に強力なカードです。
また、一日のやり直しTimetwisterWheel of Fortune意外な授かり物と7枚もの手札リセット呪文が採用されていることからも分かるとおり、このデッキの戦略は、とにかくマナアーティファクトを並べ、手札リセット呪文で手札を補充して、最終的にはゴブリンの放火砲で勝利するというものです。

このデッキは相手が先攻で1ターン目にスレイベンの守護者、サリアアメジストのとげなどを出されてしまうと厳しいゲーム展開になってしまうので、それを対策して予期の力線がメインボードから4枚採用されています。

予期の力線

予期の力線のおかげで呪文をインスタントタイミングで唱えることができますから、インスタント呪文はもちろん、パーマネントを展開、あるいはソーサリー呪文をプレイして、相手のアクションに対応することも可能になり、プレイングが大幅に広がります。

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーのサイドボード

Mishra’s Workshop

Mishra’s Workshop

主にマナアーティファクトの展開力に寄与するために採用されます。

墓掘りの檻

墓掘りの檻

毎度定番の墓地対策兼オース対策ですね。

はらわた撃ち

はらわた撃ち

カウンター以外でスレイベンの守護者、サリアファイレクシアの破棄者に対処できる可能性のあるカードですが、スレイベンの守護者、サリアを除去する場合は、他のマナアーティファクトが戦場に出ていて初めてプレイ可能なのでお守り代わりの1枚です。

精神的つまづき

精神的つまづき

真髄の針や気になる1マナ圏の呪文を見た時、もしくはドレッジ以外のコンボデッキ相手にサイドインしましょう。

防御の光網

防御の光網

対カウンターデッキ相手にはぜひ欲しい1枚です。

ハーキルの召還術

ハーキルの召還術

アーティファクト対策です。こちらのマナ加速にも使用できることを頭の片隅に置いておきましょう。

求道者テゼレット

求道者テゼレット

追加の勝ち手段です。個人的にはメインボードに採用しても良いと思います。

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーの強み

このデッキの勝ち手段はほぼゴブリンの放火砲なのですが、採用枚数が4枚ではなく2枚なのは、仮にカウンターされても一日のやり直し等によってライブラリーに戻るため、幾度に渡って粘り強くゴブリンの放火砲をプレイする機会があるからです。

ベルチャーに代表されるオールイン系のデッキは秒殺コンボという強みがある一方で、逆にその初動のオールインの重要な一枚をカウンターされると、そのまま敗北に繋がります。
その理由は簡単で、次のビッグアクションをするだけの手数が足りないからです。

今回のデッキはその弱点を補う形で、一日のやり直しを4枚分増加した手札リセット呪文と、概念泥棒とのコンボもありと、対処したいビッグアクションが多くなったことが強みです。

ゴブリンの放火砲のコストは4マナで起動型能力のコストは3マナで合計は7マナ、概念泥棒とコストは4マナで一日のやり直しのコストは3マナで合計は7マナですから、どちらかを成立させるために、7マナもしくは4マナ→3マナを目指してオールインしましょう。

ヴィンテージ環境の一日のやり直しベルチャーの弱み

このブルーベルチャーというデッキは、虚空の杯が1枚制限になったことから存在感を増してきたデッキですが、前述した通り、相変わらずスレイベンの守護者、サリアアメジストのとげ、抵抗の宝球/Sphere of Resistanceといったカードに対しては非常に厳しいです。

スレイベンの守護者、サリアアメジストのとげ抵抗の宝球

そもそもこのデッキは、最初の1、2ターンにオールインして勝負を賭けるデッキです。
そのデッキに味付けとして概念泥棒ダク・フェイデンといったコントロール要素を増量していることで、本来の強みであった瞬殺コンボデッキの特性を自ら捨ててしまっている点が弱点といえるでしょう。

概念泥棒ダク・フェイデン

このデッキの天敵ともいえるMUDや似たようなコンセプトを持つエルドラージアンドタックスに対して何も出来ないまま負けることも多いです。

一日のやり直しに代表される手札リセット呪文が多く採用されていますし、予期の力線さえ戦場に出れば試合は作れますから、マリガンを恐れずに立ち向かっていきたいですね。

まとめ

一日のやり直しは待ちに待ったTimetwisterの系譜に名を連ねるカードでしたが、プレイした後にターンを終了するというデメリットの解決法を私は思いつきませんでした。

しかし、今回のサンプルを見て、ターンを終了してしまうデメリットを予期の力線で補おうとしている点、そして概念泥棒とコンボを狙おうとする点、その2点で一日のやり直しを活かそうという構築に感嘆しました。

一日のやり直しは相手のターンにプレイすると、Timetwisterと同じ挙動になりますから、場合によっては対戦相手のターンの時の方が強力な場合もあってその点も面白いです。

また、これは個人的な感想ですが、ゴブリンの放火砲を起動した際に、私の日頃の行いが悪いのか結構な頻度で、対戦相手の致死ダメージに至る前にトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyがめくれてしまうので、土地を採用しない形に出来ないかなと考えています。

このようにサンプルのレシピから自分なりに改良することも楽しいですよね。
ぜひ一度実際に使って試してみて下さい。

そして、デッキを組む上で何か足りないカードがございましたら、はま屋.NET及びはま屋店舗各店でぜひ探してみて下さいね。

それではまた次回、はま屋.NETのどこかでお会いしましょう。オサでした。

この記事を書いた人

小林(オサ)

北信地方の古参プレイヤー。本名で呼ばれることは少なく、長野勢からは”オサ”と呼ばれている。
大会よりFOILカードを集めることに執念を燃やしており、その圧倒的なFOIL資産と練習しない量は長野でもトップクラス。
ブログ「オサ日記

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