ゴブリンの溶接工

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーについて

第41回ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーについて

どうもご無沙汰しております。はま屋ヴィンテージの記事を担当しているオサです。
その後お変わりなくヴィンテージ環境を満喫していらっしゃるでしょうか。

今回ご紹介するデッキはこのコラムが始まって初めての登場になるクリーチャーが採用されています。
それはゴブリンの溶接工というクリーチャーです。

ゴブリンの溶接工

まだ私がヴィンテージに参入していなかった十数年前に、ゴブリンの溶接工のFOILが非常に高額でした。
当時の私は、FOILが高額だった理由がこのクリーチャーはどうやらヴィンテージ環境で強いらしいという程度の知識しかありませんでしたが、そのインパクトは印象的で今となっても覚えています。

その当時は、ゴブリンの溶接工がどれくらい強かったのか経験することがなく、それから現在まで接点がありませんでした。

今回はそんなカードを使う絶好の機会に恵まれて個人的にとても嬉しいですね。
はま屋ヴィンテージの記事、第41回は赤茶単ウェルダーについて取り上げていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーとは?

最初にも触れた通り、これまでゴブリンの溶接工と聞いたらヴィンテージのクリーチャーというイメージを持っていましたが、実際どのようなデッキで使用されているのか、私はよく知りませんでした。
まずはそのサンプルレシピを見ることから始めてみましょう。

サンプルデッキ

赤茶単ウェルダー
Main Deck(60 cards)
4 ゴブリンの溶接工 [商品検索]
1 磁石のゴーレム [商品検索]
4 真面目な身代わり [商品検索]
1 映し身人形 [商品検索]
4 小走り破滅エンジン [商品検索]
1 Black Lotus [商品検索]
1 Mox Pearl [商品検索]
1 Mox Sapphire [商品検索]
1 Mox Jet [商品検索]
1 Mox Ruby [商品検索]
1 Mox Emerald [商品検索]
1 太陽の指輪 [商品検索]
3 無のロッド/Null Rod [商品検索]
4 爆片破 [商品検索]
4 アメジストのとげ [商品検索]
1 世界のるつぼ [商品検索]
1 罠の橋/Ensnaring Bridge [商品検索]
4 からみつく鉄線/Tangle Wire [商品検索]
1 三なる宝球 [商品検索]
2 強制の門 [商品検索]
4 古えの墳墓/Ancient Tomb [商品検索]
4 Mishra’s Workshop [商品検索]
5 [商品検索]
1 露天鉱床/Strip Mine [商品検索]
1 トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy [商品検索]
4 不毛の大地 [商品検索]
Sideboad (15 cards)
2 トーモッドの墓所 [商品検索]
4 墓掘りの檻 [商品検索]
2 大祖始の遺産 [商品検索]
2 世界のるつぼ [商品検索]
2 罠の橋/Ensnaring Bridge [商品検索]
2 魔女封じの宝珠 [商品検索]
1 映し身人形 [商品検索]

ゴブリンの溶接工4枚は納得できますが、真面目な身代わり小走り破滅エンジンとあまりヴィンテージ環境で見かけないクリーチャーが採用されています。

一見しただけだと強さが分かりませんが、果たして、どのような戦略で戦うデッキなのでしょうか。
次項から詳しく見ていきましょう。

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーのメインボード

ゴブリンの溶接工の能力は、対象のプレイヤーのコントロールするアーティファクト1つを生贄に捧げ、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト1つを戦場に出すというものです。

この一風変わった起動型能力を活用しようとすると、戦場に出た時も墓地に落ちた時もアドバンテージをもたらしてくれる真面目な身代わりゴブリンの溶接工と相性が抜群ですね。

真面目な身代わり

死亡した時にプレイヤーに6点のダメージを与える小走り破滅エンジンゴブリンの溶接工の能力を複数回起動するだけで致死ダメージを叩きだします。

小走り破滅エンジン

ただ、一つ気になる点としては、自発的に墓地に落ちるアーティファクトがほとんどないということです。
対戦相手からのアクションを除けば、Black Lotus強制の門、からみつく鉄線/Tangle Wire以外で自ら墓地に落ちるアーティファクトがありません。

そんな今回のサンプルの中でアーティファクトを墓地に置く役目の一端を担うのが爆片破です。

爆片破

何か1枚アーティファクトを墓地に置くことができれば、後はゴブリンの溶接工の能力によってこのデッキのアドバンテージエンジンが動き出します。

爆片破小走り破滅エンジンと組み合わせると大ダメージが期待できる上、そこにゴブリンの溶接工も加わると、あっという間に対戦相手のライフを0にしてしまうでしょう。

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーのサイドボード

トーモッドの墓所

トーモッドの墓所

お馴染みの墓地対策です。

墓掘りの檻

墓掘りの檻

墓地対策その2とオース対策を兼ねます。これもお馴染みの1枚です。

大祖始の遺産

大祖始の遺産

墓地対策その3です。今回のサンプルは墓地対策を8枚採用していますね。場合によっては魔女封じの宝珠や別の対策カードに枚数を割いても良いかもしれません。

世界のるつぼ

世界のるつぼ

露天鉱床/Strip Mine不毛の大地を使いまわしたり、破壊されたこちらの土地を戦場に戻してマナベースの回復にも利用可能です。

罠の橋

罠の橋

クリーチャーデッキ対策ですね。このデッキはアグロではないので、これはメインボードに採用しても良さそうです。

魔女封じの宝珠

魔女封じの宝珠

主にストーム対策とオース対策を兼ねます。呪禁を得るので、自分自身を対象にするゴブリンの溶接工の能力起動も問題になりません。

映し身人形

映し身人形

一般的にはファッティ対策ですね。これを戦場に出す場合は手遅れな場合も多いので1枚に抑えられています。

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーの強み

ただの置物と化したアーティファクトを墓地にある有用なアーティファクトと交換できること、
また、相手がコントロールするこちらにとって脅威となるアーティファクトを相手の墓地にあるMox等と交換することにより、除去出来る点が強力です。

この戦略の核となっているのがゴブリンの溶接工ですから、彼が活躍出来る様に盤面をどうやってコントロールするかが勝敗のカギを握っています。

個人的な意見ですが、対戦相手のMoxenを墓地に落とせたり、置物になっているこちらのアーティファクトをクリーチャー化できたりという点で、銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golemを採用してみると面白いと感じました。

銀のゴーレム、カーン

加えて、戦場にある役割を終えたか必要のなくなったアーティファクトと、墓地にある有効なアーティファクトを交換する様子が、無から有を生み出すといった感じがして非常に強力ですし、何とも魅力的です。

ヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーの弱み

このデッキはゴブリンの溶接工に依存する部分が大きいので、単純に精神的つまづきや除去に弱いです。

精神的つまづき

基本的にShops系統のアーティファクトデッキは1マナ圏が少ないことが特徴でしたが、このデッキにおいてはデッキの核ともいえる重要な役割を担うゴブリンの溶接工が1マナです。

加えて、プリズン戦略にしろ、ゴブリンの溶接工のコンボにしろ、ボードコントロールにしろ全て緩くて隙があります。

例えば、MUDの様にデッキの三分の一近くがプリズン戦略のパーツに割かれているわけではないので、相手の動きを止められる期待度は大きく下がります。

また、ゴブリンの溶接工のコンボにおいても、ゴブリンの溶接工が戦場にいない時は爆片破が空砲になりやすく、対戦相手にプレッシャーを与える脅威が連打できないケースも多いです。

ボードコントロールをするにもゴブリンの溶接工が機能する前提で、それ以外のパーツの採用率が中途半端なのでこの点も不安です。

このようにゴブリンの溶接工の依存度が大きいデッキなので、魂の洞窟をメインボードに採用するなどしてゴブリンの溶接工を戦場に出せる確率を高めましょう。

魂の洞窟

それと実はこのデッキは墓地対策に弱いです。例えば虚空の力線を出されてしまうとゴブリンの溶接工が機能不全となり、デッキ自体も謎のクリーチャーデッキと化してしまいます。
こういった点が弱点と言えると思います。

虚空の力線

まとめ

今回はヴィンテージ環境の赤茶単ウェルダーについて取り上げてきました。いかがでしたでしょうか。

私自身これまでゴブリンの溶接工をほとんど使ったことが無かったので、今回は実際に使う機会に恵まれて良い経験になりました。

最近の大会では中々見かけない珍しいアーキタイプではあると思いますが、ぜひ一度試してみて下さいね。
また、デッキを作る上で足りないカードがございましたら、はま屋.NETでぜひ探してみて下さいね。
それではまた次回、はま屋.NETのどこかでお会いしましょう。オサでした。

この記事を書いた人

小林(オサ)

北信地方の古参プレイヤー。本名で呼ばれることは少なく、長野勢からは”オサ”と呼ばれている。
大会よりFOILカードを集めることに執念を燃やしており、その圧倒的なFOIL資産と練習しない量は長野でもトップクラス。
ブログ「オサ日記

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