相殺

木原惇希の「GP千葉」準優勝レポート

はじめに

初めまして、新潟県出身東京都在住、「Chagamo Fireball」所属の木原惇希です。

参考常笑軍団・Chagamofireball の真実

普段は晴れる屋さんや関東を中心にPPTQ遠征など、フォーマットを問わずに毎週末どこかの大会に参加しています。

今回、先日行われたグランプリ千葉2016の準優勝レポートを投稿させて頂きます。
初投稿なので読みにくいかもしれませんが、お付き合いください。

デッキ選択

僕はどんな大会でもデッキを決める時、まずその大会のメタゲームを予想します。

これは意外と真剣に考えてる人が少ないと思うのですが、非常に大事なことです。

僕のGP千葉のメタ予想は

  • エルドラージ 15~20%
  • デルバー系(グリクシス、4C、UR、BUG) 15~20%
  • 青白奇跡 10~12%
  • BUGカスケード 10~12%
  • デス&タックス 7~10%
  • その他アンフェア 25~30%
  • その他フェア 10~15%

ざっくりですが、このように予想しました。

これを元にデッキを作ります。

こうした予想を立てることにより自分の使うデッキに必要なコンセプトやカード選択を行うことができます。
本戦がこのメタ通りであるのならスニークショウを使うのが一番優勝しやすいと思って最高の75枚を考えましたが、コントロール愛を捨てきれなかったので青白奇跡デッキを使うことにしました。

(かわりに今回Top4に入った佐藤啓輔さんにスニークショウを託しました。)

騙し討ち

参考グランプリ・千葉2016 トップ8入賞プレイヤーデッキリスト(レガシー)

そして今回使ったリストがこちら

木原 惇希 – 「キハラワークス」
Main Deck(60 cards)
4 [商品検索]
2 平地 [商品検索]
1 [商品検索]
3 Tundra [商品検索]
1 Volcanic Island [商品検索]
4 溢れかえる岸辺 [商品検索]
4 沸騰する小湖 [商品検索]
2 乾燥台地 [商品検索]
2 瞬唱の魔道士 [商品検索]
2 ヴェンディリオン三人衆 [商品検索]
4 師範の占い独楽 [商品検索]
4 渦まく知識 [商品検索]
3 思案 [商品検索]
1 呪文嵌め [商品検索]
4 剣を鍬に [商品検索]
4 相殺 [商品検索]
1 対抗呪文 [商品検索]
1 議会の採決 [商品検索]
4 意志の力 [商品検索]
4 終末 [商品検索]
2 天使への願い [商品検索]
3 精神を刻む者、ジェイス [商品検索]
Sideboad (15 cards)
3 僧院の導師 [商品検索]
2 狼狽の嵐 [商品検索]
2 紅蓮破 [商品検索]
2 外科的摘出 [商品検索]
1 赤霊破/Red Elemental Blast [商品検索]
1 罠の橋/Ensnaring Bridge [商品検索]
2 灰からの再興 [商品検索]
2 摩耗 // 損耗 [商品検索]

Main Deck

まずはSpellの説明から

瞬唱の魔道士

4~5ターン目以降ただただ強いカード
除去、カウンター、手札強化、アタッカー、ブロッカーなんでもこなす完璧超人メガネ野郎
初手には必要ないが、ゲーム中1度は引きたい
3枚入れていたこともあるがレガシー環境での序盤の弱さを許容できないため2枚が適正だと判断

ヴェンディリオン三人衆

隙のないオールマイティーカード
コンボには手札破壊、フェアデッキにはブロッカー件PW牽制
2枚引いても嬉しくないので2枚

渦まく知識

説明不要
レガシー最強カード

師範の占い独楽

説明不要
デッキの軸

相殺

たまに3枚のリストを目にすることがあるが、個人的には4枚以外ありえない
相手によってはゲームに勝つカード

終末

環境によっては至高の評決等と散らす場合もあるがデッキ的にリセットカードは4枚欲しい

意志の力

環境によっては3枚にすることもあるが、後手1ターン目から打ち消したいカード(霊気の薬瓶,虚空の杯,ギャンブル等)が多い今の環境では4枚欲しい

剣を鍬に

このデッキではほぼノーデメリットの確定除去
コンボ、コントロール相手には0枚、クリーチャーデッキ相手には4枚が好ましい
デッキ提出の朝8時までこのカードを3枚にして紅蓮破1枚をメインに採用するかを真剣に20時間ぐらい迷っていたが、上記のメタ予想を信じて4枚採用

精神を刻む者、ジェイス

青い悪魔
このカードを場に出すor生き残らせるためにゲームプランを練る
4枚入れると初手から悪魔に睨まれ続けて場に出す前に負けること多数
2枚目は不要牌になるので3枚

思案

潤滑油
環境や好みによって枚数が変動する枠
2枚だとあまり潤滑せず4枚だとダブついてマナ消費が激しくもっさりする

天使への願い

フィニッシャー枠
困った(独楽った)時は天使に頼めばゲームに勝つ
他の候補として僧院の導師等のフィニッシャーもあるが、手札0枚で不利な盤面からでも1枚で勝てるので採用
奇跡デッキのフィニッシャー枠は5枚が適正(4枚だとなかなか勝てず、6枚だと負ける原因)だと考えているので精神を刻む者、ジェイスが3枚なら消去法的に2枚

対抗呪文

由緒正しきカウンター
環境によって枚数が変わるカード
今のレガシー環境では少し重い
環境が許すなら4枚入れたいぐらい好きなカード

議会の採決

万能除去
3マナソーサリーWWと重いが、場に出てしまった脅威を何でも対処できるので採用
2枚採用したいが重さがネックとなり1枚にとどめる

呪文嵌め

スニークショウ、オムニテル以外のデッキは大体強い2マナのカードが入っていて、後手でも対応できるので1枚採用

続いてLandですが、青白奇跡デッキの土地はどのリストも大体一緒なので目に付きそうなところだけ説明します。

  • /Mountainの採用

Sideboadの灰からの再興を2回打つ or 灰からの再興後にSideboardの赤いカードを唱えるため

不毛の大地を使ってくる相手にSideboardの赤いカードを唱えるため

この2点のために採用

Main Deckでは不毛の大地されないだけの最弱の土地
よく目にするVolcanic Island2枚のリストでは不毛の大地により赤マナが出ない状況が多発する

なぜか盲信的に1枚採用してあるリストをよく目にしますが、本当に必要?
確かに自分のヴェンディリオン三人衆を使い回したり、除去から逃がす動きが強い場面はありますが、不毛の大地が多い環境では基本的に弱い平地
造物の学者、ヴェンセールを採用していたり、もう少し旨味がある構成なら採用もありえましたが、今回は不毛の大地を警戒して不採用

の採用とカラカスの不採用はどちらも相手の不毛の大地を警戒しているための選択です。
上記メタ予想から考えるとエルドラージ、デルバー系、デス&タックスを足すと37%~50%+その他のデッキが不毛の大地を使ってくると予想できるからです。

不毛の大地

Sideboad

僧院の導師

追加の勝ち手段
除去が薄くなった相手などに効果的
独楽グルグルで大体2パン
他の勝ち手段と交換することもあるので3枚採用

in相手 青白奇跡、エルドラージ、デス&タックス、BUGカスケード、その他フェアデッキ

摩耗/損耗

強い解呪

相手のSideboad対策
今のレガシー環境ではかなりの高確率で青白奇跡用の置物(虚空の杯,真髄の針,無のロッド/Null Rod,森の知恵,窒息/Choke,)で相手は対策をしている
メインで対処できる枚数が少ないので2枚採用

in相手 エルドラージ、デス&タックス、BUGカスケード、デルバー系、スニークショウ等強い置物を置いてくる相手

外科的摘出

墓地対策
墓地活用デッキには必ず初手に欲しいカード
特定のカードをデッキから無くすことで有利になる相手にもin
3枚採用したかったが他のSideboadも必要なため2枚採用

in相手 リアニ、ドレッジ、Lands、スニークショウ等

狼狽の嵐

優良カウンター
メインでカウンターが少ないので2枚採用

in相手 青白奇跡、リアニ、ANT、デルバー系、スニークショウ等

灰からの再興

土地対策
メインで相手の土地に触れないので必要
4マナのカードなので2枚
フリーースペルとして使えるタイミングも多々あり、このカードから僧院の導師精神を刻む者、ジェイスと動くと大体勝ち

in相手 エルドラージ、Lands、スニークショウ等 基本地形があまり入ってないデッキ(スニークショウ相手だけは特殊で相殺でめくるためにinする)

紅蓮破赤霊破

青メタカード
レガシーと言えば青
4枚欲しいぐらい強いカードだが、他のSideboadも必要なため合計で3枚採用

in相手 青いデッキ

罠の橋

基本的に相手だけ攻撃できなくなる
必要な相手には2枚欲しいが、他のSideboadも必要なため1枚採用
このカードも最後まで悩んだ枠で、メイン不利な相手に効くことが多いので2枚採用したくて僧院の導師の3枚目と迷った

in相手 エルドラージ、リアニ、ドレッジ、スニークショウ等

Sideboadで採用しなかったカードたち

4マナと重いだけあって強いカードではあるが、魂の洞窟,カラカスなどのバックアップが欲しくなりマナベースにまで負担がかかるので不採用(不毛の大地警戒)

実質3ドローの動きや相手の師範の占い独楽を落とす等強い場面が多々あるが、少し重くて他のカードのバックアップも必要なので不採用
入れるとしたら呪文嵌め, 剣を鍬に,思案,瞬唱の魔道士等と採用争いになる

3マナと軽いが、灰からの再興と比較すると対処されやすい(突然の衰微,クローサの掌握,漸増爆弾,全ては塵,)ので不採用

3マナ以下のカードを器用に対処できるカードではあるが議会の採決の方が対応できる幅が広いので不採用

やはり4マナは重い、もう少しデルバー系が増えるなら採用

優良サイドではあるが上記メタ予想では入れる相手が少なすぎるので不採用
スニークショウ等が増えるのなら1枚は入れておきたい

GPレポート

初日

ラウンド1 BYE
ラウンド2 BYE
ラウンド3 スニークショウ ○○
ラウンド4 BUGカスケード ○○
ラウンド5 BUGカスケード ×○○
ラウンド6 BRリアニ ○○
ラウンド7 URデルバー ○○ (CagamoFireball総帥)
ラウンド8 BRリアニ ○×○
ラウンド9 青白基本に帰れ ×× (宮部浩一さん)

8勝1敗で折り返し

ラウンド9では宮部さんのデッキを普通の青白奇跡だと思い込んでミスを連発
(相手のカウンターの枚数を読み違えて突っ込みすぎて負け、いつも通りサイド後後手をとったら魂の洞窟から僧院の導師出されて負け)

なんとかBYE明け5連勝できて初日全勝も見えていただけに残念

初日終了後は久々に再会した新潟勢と夜の街へ
楽しすぎて終電を逃してしまい、漫画喫茶のオープン席で1夜を過ごすことに……
全然寝れなかったので弱虫ペダルを読んで勝負勘を養う

二日目

ラウンド10 マーフォーク ○○ (Neosky宮薗猛さん)
ラウンド11 ゴブリンストンピィ ○×○
ラウンド12 感染 ○×○
ラウンド13 スニークショウ ×× (佐藤啓輔さん)
ラウンド14 青白奇跡 ×○○ (斎藤伸夫さん)
ラウンド15 食物連鎖 ○○

体調最悪で迎えた2日目は当たりたく無い相手のオンパレード

マーフォーク、ゴブリンストンピィ、感染にはデッキ的にきつい戦いを強いられるが運良くなんとか3連勝
ラウンド13では佐藤啓輔さんとのキハラワークス対決で完封

ここでかなり心が折れかける(GP静岡2014のラウンド14でも佐藤啓輔さんに負けてTop8を逃している)

自分もスニークショウを使うべきだったと激しく後悔
そして迎えたラウンド14ではレガシー日本最強と言っても過言では無い斎藤伸夫さんとのミラーマッチ
ペアリングを見た時、またTop8を逃すのかと完全に心が折れる
そんな心境でも運良く伸夫さんの事故により最終戦まで希望を繋ぐ

最終戦は対戦相手の仕組まれた疫病/Engineered Plagueの指定ミスにより危うげなく勝利

2敗で予選ラウンドを終えたことにより自身初となるPT出場権利を獲得!

18歳でMTGに復帰して6年間切望し続けた権利をやっと獲得して本当に泣きそうになりました

そして運良く13勝2敗中オポトップで5位抜け

Top8

準々決勝 青白基本に帰れ ○○ (宮部浩一さん)

Top8からは相手のデッキリストを確認してから対戦できるので、やっと青白基本に帰れ/Back to Basicsの全貌を把握

普通の青白奇跡とは違って対抗呪文が3枚も採用されていることをしっかり意識してプレイ

対戦内容については公式のカバレージに記載してあるので割愛

参考準々決勝:木原 惇希(東京) vs. 宮部 浩一(長野)

準決勝 青白奇跡 ○○    (渡辺雄也さん)

レガシー日本最強とのミラーマッチの次はMTG世界最強と言っても過言ではない渡辺雄也さんとのミラーマッチ

対戦内容については公式のカバレージに記載してあるので割愛

参考準決勝:木原 惇希(東京) vs. 渡辺 雄也(東京)

決勝 スニークショウ ×× (山本賢太郎さん)

お互い初タイトルを賭けての決勝
この時には肉体的にも精神的にもかなりすり減っていたので絶対に勝つと強くイメージできていなかった
メインはデッキ的に不利だがサイド後は五分だと思っているのでなんとかサイド後2本取りたい

対戦内容については公式のカバレージに記載してあるので割愛

参考決勝:山本 賢太郎(東京) vs. 木原 惇希(東京)

おわりに

かなり運に恵まれての準優勝でしたが、どうせなら優勝したかったです。

やはり負けて1日を終えるのは悔しいので、この無念を晴らすためにプロツアーに向けて調整頑張ります。

最初のメタ予想はかなり外してしまいましたが、予想を立てて明確な理由を持ってデッキ選択をすることはとても大事なことなので皆さんも実践してみてください。

それでは、またどこかのの大会でお会いしましょう。
ありがとうございました。

この記事を書いた人

木原惇希(あつき)

新潟県出身、現東京在住。

晴れる屋主催「神決定戦」第1期スタンダード神。

「Chagamo Fireball」(飲み会の調整チーム)所属。

Twitter[あつき]

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