Bazaar of Baghdad

【ヴィンテージ】ヴィンテージ環境のドレッジについて

ヴィンテージ環境のドレッジについて

第1回ヴィンテージ環境の秘密を掘り下げる者デッキについて

第2回ヴィンテージ環境のドルイドの誓いデッキについて

第3回ヴィンテージ環境のカルドーサMUDについて

第5回ヴィンテージ環境の黒緑ハンデスについて

第6回ヴィンテージ環境の白単ウィニーについて

第7回ヴィンテージ環境のジェイスコントロールについて

初めての方はどうも初めまして、そうでない方はまたお会いましたね。オサです。
はま屋のヴィンテージの記事ですが、ありがたいことに今回で第4回となります。
私自身、そこまでヴィンテージの環境に詳しいわけではありませんが、このコラムを書くことで私自身も読者の方と共に学習してヴィンテージに詳しくなれればと思います。改めてよろしくお願いします。

さて、最近の話なんですが、私の友人が一念発起をしてパワー9をフルセットで購入しようとして最安値を見積もったところ、何と130万円ほどの値段になってしまいました。
ここ数年来のカードの高騰を受け、パワー9も多聞に漏れず中々手の届かない値段になったことは本当に驚きです。

ヴィンテージをはじめたいけど、お金に余裕が無からパワー9を使わない強力なデッキはないものか・・・今回はそんな疑問にお答えできるかもしれません。
第4回となる今回はヴィンテージ環境の「ドレッジ」について取り上げたいと思います。

ドレッジとは?

ドレッジデッキはドローを発掘(ドレッジ)で置換して、墓地を増やして墓地のリソースを利用して勝利を目指すデッキです。

基本的なドレッジのメインボードは、

に区分できます。

また、ドレッジの基本的な戦術は、

  • ドロー&ディスカードするカードで発掘をして墓地にカードをひたすら増やす
  • 発掘をする過程で恐血鬼やイチョリッド/Ichoridナルコメーバを戦場に出し、十分に墓地が増えた頃合いを見て、陰謀団式療法/Cabal Therapyで相手の手札確認&手札破壊する
  • 陰謀団式療法/Cabal Therapyで相手の手札を確認しつつ、クリーチャー3体を生贄に戦慄の復活をフラッシュバックして、墓地にあるクリーチャーを戦場に戻して勝利!

となります。
戦慄の復活で戦場に戻すクリーチャーとしては、炎の血族の盲信者黄泉からの橋との相性で戦場に出れば一撃で相手に勝てるカードとしてよく見かけます。
あとは、エメリアの盾、イオナ絶望の天使灰燼の乗り手森滅ぼしの最長老グリセルブランド等が採用されています。

ヴィンテージのドレッジとは?

まずは、サンプルレシピを見てみましょう。

サンプルデッキ
Main Deck(61 cards)
4 Bazaar of Baghdad [商品検索]
4 真鍮の都/City of Brass [商品検索]
4 知られざる楽園/Undiscovered Paradise [商品検索]
2 ダクムーアの回収場 [商品検索]
4 恐血鬼 [商品検索]
4 ナルコメーバ [商品検索]
3 イチョリッド/Ichorid [商品検索]
3 太陽のタイタン [商品検索]
1 炎の血族の盲信者 [商品検索]
4 命運縫い [商品検索]
4 ゴルガリの墓トロール [商品検索]
4 臭い草のインプ [商品検索]
3 ゴルガリの凶漢 [商品検索]
2 暗黒破 [商品検索]
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy [商品検索]
4 黄泉からの橋 [商品検索]
3 戦慄の復活 [商品検索]
4 血清の粉末 [商品検索]
Sideboad (15 cards)
4 自然の要求 [商品検索]
3 鋳塊かじり [商品検索]
2 薄れ馬 [商品検索]
4 虚空の力線 [商品検索]
2 蒸気の連鎖/Chain of Vapor [商品検索]

モダンやエクテン、レガシーのドレッジとは何が違うのか、それはヴィンテージのドレッジにはドロー&ディカードのスペルがほぼ入っていません。
その代わり、ヴィンテージのドレッジはBazaar of Baghdadという土地がドローエンジンとなっています。
Bazaar of Baghdadの能力はテキストが非常に長いんですが、要は「タップして2ドロー、その後3ディスカードをする能力を持つ、マナの出ない土地」と思っておけば大丈夫です。
ヴィンテージのドレッジは正にこのBazaar of Baghdadのためのデッキといえます。

Bazaar of Baghdad

ヴィンテージのドレッジのメインボード

今回紹介したサンプルは太陽のタイタン型ドレッジといわれるものです。

太陽のタイタン

基本的な動きはBazaar of Baghdadで墓地を増やして、戦慄の復活から炎の血族の盲信者と大量のゾンビが速攻で攻撃して一撃で試合を決めるというものです。
太陽のタイタンが何故採用されているかというと、墓地を増やす過程で、戦慄の復活はあるが炎の血族の盲信者が墓地にない、もしくは黄泉からの橋が墓地になく、盲信者をリアニメイトしても勝てないことはよくあります。
それを補完するために採用されているのが、太陽のタイタンです。
太陽のタイタン戦慄の復活でリアニメイトし、戦場に出た時に墓地にあるBazaar of Baghdadか、墓地に命運縫いがある場合は真鍮の都/City of Brassか、知られざる楽園/Undiscovered Paradiseのどちらかを戦場に出します。
そして、Bazaar of Baghdadを起動するか、他の土地の場合は命運縫いを蘇生で戦場に戻し、Bazaar of Baghdadをアンタップしもう一度起動するとライブラリーのほとんどを発掘によって墓地に落とすことができます。
つまり炎の血族の盲信者をリアニメイトして攻撃するまでの”つなぎ”の様な役割です。

あとは特筆すべき点はありませんが、知られざる楽園/Undiscovered Paradise恐血鬼の上陸と相性が良いため採用されています。
また、ダクムーアの回収場も墓地にある恐血鬼を戦場に出したい場合に必要なので採用されています。

ヴィンテージのドレッジのサイドボード

ドレッジは墓地対策に大変弱いので、サイドボード後は墓地対策を対策するカードが多く採用されています。
一番安定して採用されているのが自然の要求です。アーティファクト、エンチャント両方の墓地対策を破壊できるのは非常に強力です。
鋳塊かじりはアーティファクトの墓地対策対策で、薄れ馬はエンチャントの墓地対策対策です。想起することにより1マナで撃つことが出来、精神的つまづきに引っかからないことも魅力です。
今回はメインボードに採用されている暗黒破のサイドボード後の役割は、イクスリッドの看守を除去することです。
蒸気の連鎖/Chain of Vaporは墓地対策の置物を手札に戻す汎用性のあるバウンスです。

基本的にゴルガリの凶漢命運縫い戦慄の復活太陽のタイタン、イチョリッド/Ichorid等を1枚ずつ抜いて(血清の粉末は4枚抜いてもOK)、代わりにサイドボードのカードを投入すると良いです。
サイド後2本目に相手の墓地対策カードを見極めて、それで勝てば良し、負けた場合は3本目にしっかりサイドボーディングして対策しましょう。
虚空の力線はほぼ対同型戦用のカードとなります。同型戦は先手が完全に有利なので虚空の力線は必須となるでしょう。

ヴィンテージのドレッジの強み

Bazaar of Baghdadが手札にある状態でゲームを開始した場合、メイン戦での平均キルターンは2ターンと言われています。
逆に言うと、Bazaar of Baghdadが初手に来ない限りはデッキが回らない為、血清の粉末まで採用しています。
Bazaar of Baghdadが手札に来るまでとにかくマリガンします。たとえ手札1枚がBazaar of Baghdadだけでスタートしても2ターンキルは可能です。

上述したように、平均2ターンキルは脅威的な数字ですが、でもそれって決め手をカウンターされると負けるコンボなんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、まずこのドローエンジンであるBazaar of Baghdadがカウンター出来ないですから、墓地を簡単に増やすことが出来ます。
加えて、ドレッジには陰謀団式療法/Cabal Therapyという墓地からフラッシュバックが出来る手札破壊があるため、対戦相手のカウンターをかいくぐって決め手となる戦慄の復活を簡単に撃つことが可能になっています。
そして、手札も特に必要ないことから手札破壊も効かない為、カウンターも手札破壊も効かない非常に強力なデッキといえるでしょう。

ヴィンテージのドレッジの弱み

上で書いたように、カウンターにも手札破壊にも強く、メイン戦の平均キルターンが2ターンキルというドレッジのメイン戦の勝率は7~8割といわれています。
これほどにパワフルなデッキがヴィンテージといえど存在するという事実。やはりこれには裏があります。それはサイドボード後の試合です。
ドレッジはサイドボード後、トーモッドの墓所大祖始の遺産といったアーティファクトを筆頭に、虚空の力線イクスリッドの看守ボジューカの沼といったエンチャントやクリーチャー、土地にいたるまで、ありとあらゆる墓地対策によって墓地をリソースとする戦略が阻害されてしまいます。

また、最初に述べたようにこのデッキの核はBazaar of Baghdadですから、これを不毛の大地/Wastelandで破壊する、真髄の針で止める等をされると墓地を増やすスピードが格段に遅れてしまいます。
そういった墓地対策を破壊して戦慄の復活に繋げられれば良いですが、それが出来ない場合は恐血鬼ゴルガリの凶漢ナルコメーバでビートダウンして勝利を目指すことになります。
ですが、この手段で勝つことは非常に難しいですので、墓地対策をしっかり乗り越えてからリカバーした方が勝ち目はありそうです。
この辺の墓地対策を乗り越えることの難しさがドレッジがサイドボーディング後は苦行と呼ばれる所以かもしれません。

まとめ

今回はヴィンテージのドレッジについて取り上げてきましたが、いかがだったでしょうか。
メイン戦が楽な分、サイドボード後は非常にセンシティブなプレイングが要求される難しいデッキですね。
しかし、墓地をリソースとする特殊なデッキなのはもちろん、デッキのパーツそれぞれの噛み合い方が非常に綺麗なデッキですので、ぜひ一度組んで遊んで見てください。
一度Bazaar of Baghdadの強さを目の当たりにすれば、1日中回していても飽きません。

そして、デッキを組む上で足りないカードはカードショップはま屋でぜひ探してみて下さいね!
それではまた次回、はま屋.NETのどこかでお会いしましょう。オサでした。

この記事を書いた人

小林(オサ)

北信地方の古参プレイヤー。本名で呼ばれることは少なく、長野勢からは”オサ”と呼ばれている。
大会よりFOILカードを集めることに執念を燃やしており、その圧倒的なFOIL資産と練習しない量は長野でもトップクラス。
ブログ「オサ日記

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